激レア!ビッグサイズ(20cm)のオオグチボヤ(※4/20展示終了)とタマコンニャクウオを展示
2階「親潮アイスボックス」でオオグチボヤ、タマコンニャクウオの展示をいたしました。
オオグチボヤは、20cm近くのとても大きなサイズの個体もいます。
飼育の難しい生き物なので、お早めにご覧ください。
※オオグチボヤは展示を終了しました(4/21現在)
展示開始日 | 2024年2月27日 |
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展示場所 | 2階親潮アイスボックス |
展示個体 | オオグチボヤ 3個体、タマコンニャクウオ 1個体 |
- オオグチボヤ
- マメボヤ目オオグチボヤ科
- Megalodicopia hians
- Predatory tunicate
オオグチボヤは、英名で「Predatory tunicate(肉食性のホヤ)」と呼ばれ、海外でも有名な深海生物の一つです。水深300~1000mの海底の岩盤や沈木に付着して生活しているホヤのなかまで、流れに向かって大きく口(入水孔)をあけ、餌を捕らえます。富山県など日本海側の一部で分布が確認されていますが、生きて採集されることは非常に稀です。
- タマコンニャクウオ
- クサウオ科
- Careproctus rausuensis
本種は2007年北海道の知床半島水深200~500mで発見された新種。世界中で分布が分かっているのは知床羅臼沖のみで、学名に「羅臼」が入っています。
体長約15cm。体が丸く「玉のよう」で、コンニャクのようなゼラチン質で覆われているため、タマコンニャクウオという標準和名が付いています。お腹に吸盤を持つことが特徴で、通常は岩や壁にくっ付いて、海流に流されないようにしながら生活しています。
当館では、北海道知床沖の深海エビカゴ漁でごく稀に獲れる個体を展示をしています。めったに見ることができない激レア種です。