子どものエトピリカが仲間入り
11月8日から子どものエトピリカの展示を開始しました。アクアマリンふくしまでは2007年にエトピリカの孵化・育雛に成功しましたが(自然)、今回は12年ぶりに孵化(人工)が成功し、展示まで至りました。来年の夏くらいまでは親と違った特徴をご覧になれます。
展示開始日 | 2019年11月8日(金) |
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展示場所 | 3階 北の海の海獣・海鳥 |
展示個体 | 1羽 |
【展示個体について】
産卵日 2019年6月21日
孵化日 2019年7月31日
性別 不明
体重 500g(2019年11月現在)
※孵化時の体重は59g
※少し黒っぽいオレンジのくちばし、親個体より一回り小さい体、胸のあたりのグレーの羽毛など、子どもには親と違った特徴があります。来年の夏頃までその特徴は見られます。
【経緯】
アクアマリンふくしまでは、2005年よりエトピリカを飼育展示しています。2007年には、アクアマリンで初めてエトピリカの孵化・育雛(いくすう)に成功しました(自然)。今回は卵を人工孵化させ、人工育雛し展示まで至りました。アクアマリンふくしまでの孵化・育雛は12年ぶりとなります。
- エトピリカ
- ウミスズメ科
- Lunda cirrhata
- Tufted puffin
「エトピリカ」とはアイヌ語で「美しいくちばし」を意味します。夏の繁殖期になると目の後ろあたりからはえる飾り羽根と、オレンジ色のくちばしが特徴です。世界的に見ると生息数は数万羽に及びますが、日本では北海道の島々でわずかに見られるだけであり、環境省レッドリストでは絶滅危惧種IA類に指定されています。