常設展
このコーナーでは、県内の希少な生き物たちを展示をしています。
昔は田んぼの用水路でメダカを見ることができましたが、今では絶滅の危機に瀕しており、童謡・唱歌にもなっている「メダカの学校」を今の子供たちは簡単には見ることができない光景となってしまいました。大人の方にはちょっと懐かしいと思える情景を再現しています。生き物たちの生息地を覗いている気持ちになってご覧ください。
主な展示生物
キタノメダカ・シナイモツゴ・キタノアカヒレタビラ・ゲンゴロウ・カワネズミ
キタノアカヒレタビラ・ヤリタナゴ
カワネズミ
福島県では、2003年に淡水魚のレッドリスト(現在県内のレッドリストの改定準備が進められています。)が発表され、20種(表1)がリストアップされており、そのうちの13種の魚類が展示されており、昆虫3種、植物3種の絶滅危惧種の生き物も展示しています。
絶滅危惧Ⅰ類 | ウケクチウグイ、シナイモツゴ、ゼニタナゴ |
---|---|
絶滅危惧Ⅱ類 | タナゴ、イトヨ(陸封型)※1 |
準絶滅危惧種 | スナヤツメ、ヤリタナゴ、アカヒレタビラ※2、アカザ、メダカ※3、カジカ(大卵型) |
希少 | ホトケドジョウ、ギバチ |
未評価 | カワヤツメ、シラウオ、エゾウグイ、キンブナ、ジュズカケハゼ、シロウオ、ボウズハゼ |
2003年レッドデータブックふくしまより(太字が展示している魚類)
2013年2月には環境省より日本の淡水魚レッドリストが公表され、167種ものの淡水魚がリストアップされました。これは、日本に生息する淡水魚類の42パーセントが絶滅の危機に瀕していることを表しています。