この企画展は終了いたしました
アクアマリンふくしまでは10年間にわたってユーラシアカワウソを飼育してきました。その取り組みが、生息環境の再現と動物の野生本来の行動を引き出した点において高く評価され、2018年「エンリッチメント大賞」の大賞を受賞しました。今回アクアマリンふくしまでは「世界カワウソの日」にあわせて特別展示を実施します。
開催期間 | 2020年6月3日(水)~8月31日(月) |
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開催場所 | 「わくわく里山・縄文の里」内 カワウソのふち |
2020年6月3日(水)~8月31日(月)
この企画展は終了いたしました
アクアマリンふくしまでは10年間にわたってユーラシアカワウソを飼育してきました。その取り組みが、生息環境の再現と動物の野生本来の行動を引き出した点において高く評価され、2018年「エンリッチメント大賞」の大賞を受賞しました。今回アクアマリンふくしまでは「世界カワウソの日」にあわせて特別展示を実施します。
開催期間 | 2020年6月3日(水)~8月31日(月) |
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開催場所 | 「わくわく里山・縄文の里」内 カワウソのふち |
アクアマリンふくしまで飼育されてきたユーラシアカワウソの歴史をパネルで展示します。
・世界カワウソの日(World Otter Day) の紹介:本展示の趣旨・目的について。
・世界のカワウソたち:世界各地に生息するカワウソの現状、対馬の調査内容、隣国カワウソで行われている保全事例。
・アクアマリンふくしまユーラシアカワウソ飼育の歩み:飼育開始からの10年を振り返り、展示手法や繁殖個体について。
・かわうそのふちで暮らすカワウソたち:季節ごとに様々な行動変化をみせるカワウソたちについて。
・ドナウ(オス)
2008年6月6日 ドイツ ミュンヘン動物園生まれ
2010年10月6日 アクアマリンふくしま来館
・まろん(メス)
2014年6月18日 オーストリア アルペン動物園生まれ
2015年5月27日 アクアマリンふくしま来館
・風(※ふう・オス)
2018年6月24日 アクアマリンふくしま生まれ
・元(※はじめ・オス)
2019年5月16日 アクアマリンふくしま生まれ
・オス 2頭
2020年5月30日 アクアマリンふくしま生まれ
World Otter Dayとは、IOSF(International Otter Survive Found:世界カワウソ生存基金)※1が、世界各地で生存が危ぶまれているカワウソの現状※2を広く伝え、一般の方々の関心を高めることを目的に指定した日で、ヨーロッパを中心に各地でカワウソのイベントや普及啓発が行われています。日本動物園水族館協会の要請のもと、2017年はユーラシアカワウソの飼育園館で、翌2018年からはカワウソ全種(ラッコ含む)の飼育園館全てで、共通のポスターを作成し各自イベントを実施しています。2020年は5月27日(水)が世界カワウソの日に指定されています。
※1:IOSF イギリスに本部をもち、野生下のカワウソ保護保全活動を行うNGO
※2:世界には13種のカワウソの仲間が暮らしているが、生息地の窮迫や個体群の縮小などの問題を抱えている種が多く、絶滅の危機に瀕している国や地域もある。
日本にもかつてはニホンカワウソが全国に生息していたが、生息数の減少と共に天然記念物にまで指定された。しかし、保護が間に合わず2012年絶滅動物に 指定された。
アクアマリンふくしまでは、2010年からユーラシアカワウソを展示しており、国内で最多の7回の繁殖に成功しています。2015年には、生息環境を再現した新しい施設「わくわく里山・縄文の里・カワウソのふち」を造りました。生息環境の再現と動物本来の行動を引き出した点において評価され、「エンリッチメント大賞2018」の大賞を受賞しました。ユーラシアカワウソは、日本にかつて生息していた二ホンカワウソの近隣種です。ユーラシアカワウソを展示を通し、私たち日本人が失いつつある、人と自然とのつながりを伝えていきます。