生き物紹介
熱帯アジアの水辺
※現在は展示していません。
ヤエヤマノコギリハゼは、環境省絶滅危惧種ⅠAに分類されています(環境省版レッドデータブック,2014)。水中で腹を上にしたり、逆立ちで浮くなど、多彩でユニークな姿勢をとることで知られ、このような行動をする魚は、日本の淡水および汽水魚のなかではこの種だけとされています。
日本が分布の北限で、石垣島、西表島に恒常的に分布しますが、沖縄島以北での記録は稀です。国外ではインド、太平洋の島々など。全長は約10cm。河川汽水域で、水没した植物などに身を寄せて生活します。そのため本種の生息には植物が生い茂る水辺という限定的な環境が必要と考えられ、河川改修や道路建設などでその場所が失われた際にその影響を受けやすいです。
生物分類 | 魚類 |
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英名 | Olive flathead-gudgeon |
学名 | Butisam boinensis |
科名 | スズキ目ハゼ亜目ノコギリハゼ科ノコギリハゼ属 |